さて投票日。これから投票に行こうと思う。
わたしは諸般の事情から今回の総選挙では、あまり取材にはかかわることがなかった。
これまでの選挙では候補者や陣営のそばで取材し政策や主張などをたくさん聞いて、その結果投票していた。しかし、当たり前と言えばそれまでだが、普通に暮らしているとほとんどそんな機会はない。
街宣車とすれ違う機会はあるものの、名前の連呼では選びようがない。夜の個人演説会とも考えたが、働き盛りのサラリーマンには、はっきり言ってそんな余裕はない。結構努力しても新聞、選挙公報、テレビの政見放送ぐらいが精一杯。
結局、ネットで情報を見る。グーグルの「選ぼう2012」をはじめニコニコなど優れたサービスがある。
しかし、選挙区の候補者本人が公示後にネット上で有権者と語り合うという至極当然な方法は公職選挙法によって阻まれている。
なんだこりゃと正直感じる。どの候補者が当選し、どの政党が政権を取るとしても公選法は変えてほしい。ネット上での自由な議論の結果が、合理的な選択につながるかどうかは別だとしても。
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さて、わたしの住む場所の小選挙区は民主、自民、共産の3人の公認候補が立候補しています。新聞各紙の世論調査の「自民党の圧勝予想」っていつの時代の話なのって感じで、右傾化も懸念します。かといって民主党かというとそうとも言えない。守れなかった約束もあったが地味にいろいろやったというのも確かなのでしょうが……、うーん。あとは日本共産党。国政や地方議会でも一貫した筋の通ったその主張は好きですが……。あー、どうしよう。
さらに、最高裁判所判事の国民審査に至っては、もう判断しようがないです。
それでも投票しないと何も変わらないと思うので投票します。投票しても必ずしも変わるとは限りせんが、それでも投票しないとダメでしょ。